ドライバー業務は、商売道具の車に愛情を注ぐことが大切です。愛情を注ぐことで、車のちょっとした変化に気づくことができます。
定期点検の必要性
車の性能や技術は時代とともに進歩し続けています。しかし、どれだけ性能や技術が進歩していても定期的な点検は欠かせません。
車にはたくさんの構成部品が使用されており、車が走るうえでこの構成部品は摩耗・劣化していき、走行トラブルの起因になる可能性があります。そのため、車を安全に使用していくには定期的に消耗している箇所はないかチェックをして、車が持つ本来の性能を維持していくことが大切です。
まずはセルフチェックから
車に対する知識が乏しい方でも、簡単にできるセルフチェックがありますので、まずは最低限の部分からチェックしてみましょう。
セルフチェックといっても、消耗品の確認をするだけです。消耗が進んでいるものは、補充・交換をしてください。チェックしておきたい消耗品は、エンジンオイル・ラジエーターの冷却水・ウインドーウォッシャー液・バッテリー・ワイパーゴム・タイヤ・ブレーキパッドなどです。
これらの消耗品の中でとくに深刻なトラブルを引き起こしてしまうのが、エンジンオイルとラジエーターの冷却水です。どちらも補充・交換を怠るとオーバーヒートを引き起こす可能性が高くなり、エンジンが動かなくなっていまいます。エンジン自体を載せ替えなければいけなくなり、エンジンオイルの交換やラジエーターの補充だけですむはずの費用がかさんでしまうのです。また、タイヤやブレーキパッドは事故と直結する部分なので、消耗していると感じたら早めに交換しましょう。
毎日メンテナンスしよう
配送業に欠かせない車は、1日の走行距離が長いため様々な構成部品が消耗していきます。エンジンオイル・ラジエーターの冷却水・タイヤの空気圧や溝の減り具合など、毎日チェックして日々の変化を確かめるようにしましょう。日頃のチェックが、大きな事故やトラブルを防ぐことにつながるのです。
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