複数の荷物を安く送る方法。宅配便・チャーター便・混載便を上手に選ぶコツ 2023.06.22

複数の荷物を送るとき、宅配便だけで検討していませんか？ それはもったいないかもしれません。なぜなら荷物によっては、宅配便が一番安いとは限らないから。チャーター便や混載便についても知っておくと、状況に応じてお得な配送方法を選ぶことができます。

今回は、宅配便・チャーター便・混載便を比較して上手に選ぶコツをご紹介します。宅配便では送れない荷物を送りたいときにも役立ちます。

少量の荷物を気軽に頼める宅配便

宅配便とは

ダンボール箱などに梱包された荷物を扱う配送サービスです。ひとつの車両に、複数の依頼主の荷物を積んで配送し、個人宅やオフィスなど指定の場所に届けます。

宅配便の料金体系

宅配便は1個あたりの料金設定で、個数が増えると料金が高くなります。
個数制＝１個あたりの荷物のサイズ[重量・三辺（奥行・幅・深さ）]×発着エリア

宅配便のメリット

●集荷を気軽に頼める
電話やWebで連絡して荷物を引き取りに来てもらうほか、コンビニや郵便局に持ち込むこともできます。

●少量の荷物は送料が安価
ひとつの送り先に少量（1，2個口）を送る場合、安く運べます。

宅配便のデメリット

●扱えない荷物が多い。
運べる荷物の大きさ・重さに制限があり、無梱包、危険物、精密機器など、扱えない荷物が多いので要注意です。
※こちらの記事も参考に「宅配便で送れない重量・サイズオーバーの荷物を送る方法

●破損・紛失のリスクがある。
積み替えや仕分けがあるため、破損・紛失のリスクがあります。壊れやすい物、貴重品などは送れません。

●細かい時間指定はできない。
指定配達時間に幅があり、「朝8時に届けて」など細かい時間指定はできません。

●複数の荷物だと割高になることもある。
1個あたりの料金設定なので、個数が増えると料金が高くなります。

大量の荷物を確実に届けるチャーター便

チャーター便とは

車両1台を貸し切る専属輸送で、目的地まで直行します。時間やルートを自由に決められ、宅配便では扱わない荷物も送ることができます。

チャーター便の料金体系

チャーター便の料金は、車両サイズと距離で決まります。
距離制＝車両サイズ×距離
※チャーター便の料金を確認したい場合は、チャーター便運送料金オンライン見積りをご利用ください。

チャーター便のメリット

●時間指定ができる。
集荷時間や配達時間を細かく指定できます。

●緊急配送できる
目的地に直行するので輸送時間が短く、緊急性のある荷物にも適しています。

●破損・紛失・誤配のリスクはかなり低い。
荷物の積み降ろしは集荷・配達時のみですから、破損・紛失・誤配送のリスクはほぼありません。

●特殊な荷物も運べる
宅配便では送れない重量物や長尺の物、割れ物、貴重品、精密機器、無梱包、危険物、医薬品など、様々な荷物を扱えます。

チャーター便のデメリット

●少量の荷物の場合、コスト面で不利。
1台を貸し切るので、積み込みスペースが余ると運賃が割高になります。

重量物も安く運べる混載便

混載便とは

トラック1台に、複数の依頼主の荷物を載せて輸送する方法です。
※混載便は運送会社によって内容に違いがあるため、この記事では、法人だけでなく個人の方も依頼できる運送会社、共立トランスポートの混載便をもとに説明します。

混載便の料金体系

チャーター便より数割程度、安くなります。依頼のタイミングで、配送先やトラックの空き状況を確認して金額を算出するため、一律に何割安とは言えません。

混載便のメリット

●安さが魅力。長距離でも安く運べる。
特に、長距離輸送でコストを抑えたい方に選ばれています。

●宅配便で送れない重量物も送れる
常温保管できるものなら、什器・家具・建築資材など重量物も配送できます。

混載便のデメリット

●時間の融通が利かない。
希望ルートの便があればすぐに発送できますが、手配まで時間がかかることもあります。混載便希望の場合、少なくとも4、５日前の連絡が必要です。

●破損・紛失のリスクがある。
途中で積み替えや仕分けがあるため、破損・紛失のリスクがあります。壊れやすい物、高額品・貴重品などは送れません。

宅配便・チャーター便・混載便の比較

宅配便・チャーター便・混載便の特徴を表にしました。配送方法を選ぶ際ご活用ください。

	宅配便	チャーター便	混載便　＊1
輸送方法	複数の依頼主の荷物を積み込み、各戸へ届ける。	車両1台を貸し切る専属輸送。目的地まで直行する。	4～10ｔのトラックに複数の依頼主の荷物を載せ、様々な拠点を経由。
荷物	サイズ・重量に制限。 扱えない荷物が多い。	宅配便で扱えない荷物も配送できる。	重量物も運べる。常温保管のみ。
料金体系	個数制＝１個あたりの荷物のサイズ[重量・三辺の長さ]×発着エリア	距離制＝車両サイズ×距離	チャーター便より数割安い。
コスト面	少量の荷物のときは安い。	積載量が多いと割安。	長距離のとき有利。
時間	細かく時間指定できない。	細かく日時指定できる。 緊急配送も可能。	細かく時間指定できない。
リスク	破損・紛失リスクあり。※精密機器・高級品などは送れない。	破損・紛失リスクはほぼない。	破損・紛失リスクあり。※精密機器・高級品などは送れない。
おすすめ	少量の荷物を送りたいとき。	大量の荷物、緊急性のある荷物、宅配便で扱えない荷物を送りたいとき。	時間的余裕があり、長距離輸送でコストを抑えたいとき。

＊1：共立トランスポートの混載便の内容で説明しています。

最適な配送プランをプロが提案します

１つの配送先に複数口の荷物がある場合、チャーター便が宅配便より安い料金になることもあります。共立トランスポートでは、軽四車両のチャーター便の料金は、20㎞（大阪市内程度）5,500円からです。チャーター便は特殊な荷物が送れる、緊急配送や深夜・早朝便に対応できるなど様々なメリットがありますから、複数の荷物を送るときは、宅配便とチャーター便を比較検討されることをおすすめします。

複数の荷物や重量物などを長距離輸送するとき、コストを抑えたい方は「混載便で安く」とご要望くだされば、多少お時間をいただきますが、混載便を手配することもできます。
※混載便をご希望の方は4、5日前にはご連絡をお願いします。

共立トランスポートのお問い合わせには、配車手配のベテラン社員が対応しており、お客様のご要望をうかがい、最適な配送プランを提案します。お困りの事情など、どのようなことでも気軽にご相談ください。

共立トランスポートは、軽貨物から10t車まで対応する大阪の運送会社です。日本全国対応で月間1000件以上の実績があり、お客様の声を大切に、関西ナンバーワン・高品質物流企業を目指しています。

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