宅配便よりお得!?軽貨物チャーター便の賢い使い方 2023.08.03
1台を貸し切るチャーター便より宅配便の方が、料金が安いと思っていませんか? 実は、荷物の量によっては、チャーター便の方がお得な場合があります。特に軽貨物チャーター便は、少量・短距離の配送に有利で、特殊な荷物が運べるなど様々なメリットがあり、利便性に優れています。
宅配便だけでなく、軽貨物チャーター便の選択肢もあると、今よりお得で便利に荷物を送ることができます。そこで今回は、軽貨物の特徴や、軽貨物チャーター便と宅配便のお得な選び方を紹介します。
軽貨物って何?
軽貨物とは、軽自動車の貨物車両のことで、軽ワンボックスや軽トラックなどがあります。軽貨物を利用して配送することを、軽貨物配送と言います。
軽貨物は「黒ナンバー」
軽貨物運送業の車両のナンバープレートは、黒地に黄色文字で、通称「黒ナンバー」と呼ばれます。ちなみに、製造業や店舗などが自社で配送している場合は、運送業ではないため、自家用の軽自動車の黄色いナンバープレートを付けています。
車両の特徴
軽貨物は、荷物を積むスペースが広く、荷物の運搬に適した構造です。小回りがきいて狭い道も運転しやすく、少量・短距離の輸送に向いており、宅配便にも多く使われています。
軽貨物はどれくらいの荷物を運べる?
軽貨物に積める荷物は、どれくらいの量でしょうか。ここでは大阪の運送会社、共立トランスポートの軽ワンボックスを例に紹介します。
最大積載量は?
車に積める荷物の重さの上限である最大積載量は、軽貨物の場合、350㎏と決まっています。荷物を積み過ぎると、バランスを崩しやすい、ブレーキの効きが悪くなるなど危険なので、事故防止のために定められています。
荷台の寸法は?
写真の軽ワンボックスの場合、荷台の寸法は、長さ約1.8m、幅約1m、高さ約1mです。
※助手席倒しの場合、長さ約2m
軽貨物に積める荷物の量は?
・段ボール箱(100サイズ:39×28×28㎝)の場合、30~36個、積み込めます。
・その他の荷物として、自転車、2人用ソファ、家具、電化製品などが積めます。
<小型・中型・大型トラックとは?>
軽貨物との比較として、輸送に使われるトラックについても少し触れておきます。
・小型トラック:積載量は2トン以下。主に短距離輸送で利用されます。
・中型トラック:積載量は4トンクラスで通称「4トントラック」。近~中距離輸送で利用されます。
・大型トラック:積載量は10トンクラスで通称「10トントラック」。中~長距離輸送で利用されます。
軽貨物チャーター便と宅配便、どちらがお得?
軽貨物1台を貸し切って配送する、軽貨物チャーター便は、時間やルートを自由に決められ、特殊な荷物も送ることができます。
チャーター便のメリットは、次のようなことがあります。
・緊急配送できる
・集荷・配達時間を指定できる
・宅配便で送れない荷物が送れる
(例:重量物、割れ物、貴重品、生き物、精密機器、危険物、医薬品、無梱包など)
・破損・紛失のリスクがかなり低い
チャーター便のデメリットは、1台貸し切りなので、積み込みスペースが余るとコスト面で不利になることです。
しかし、軽貨物なら荷台のスペースの無駄が少なくなり、ときには宅配便よりお得な場合があります。
<軽貨物チャーター便が宅配便より安く運べるとき>
チャーター便の料金は距離制で「車両サイズ×距離」。
宅配便の料金は個数制で「荷物のサイズ[重量・三辺(奥行・幅・深さ)]×発着エリア」。
つまり、宅配便は個数が増えると、料金が加算されます。一方、軽貨物チャーター便は個数が増えても料金は同じですから、まとまった量の荷物がある場合、宅配便より安く運べることがあります。
◆例えば……
段ボール箱(100サイズ)の荷物10個を、大阪市から奈良市に送る場合
※料金は2023年7月現在
□ ゆうパック =12,700円(税込)
※「ゆうパック運賃・料金計算」より
□ 軽貨物チャーター便 =9,350円(税込)
※「共立トランスポート チャーター便運送料金表」より
10個以上だと、もっとお得になります。
荷物の個数が多いときは、宅配便と軽貨物チャーター便を比較検討してみましょう。
最適な配送プランはプロに相談を
お得で便利に荷物を運ぶには、荷物の量や大きさ、内容に適した車両選びと、状況に応じた配送サービスの選択が大事です。
共立トランスポートの窓口は、配車手配のベテラン社員が対応しており、お客様の要望をうかがい、効率とコスパのいい配送プランを提案します。大手にできないケースにも対応していますので、特殊な荷物やお困りの事情など、気軽にご相談ください。
ご相談やお問い合わせ、見積り依頼の際には、「集荷先・納品先の住所」と「希望の集荷日時・納品日時」をうかがいますので、用意しておくとやりとりがスムーズです。
また、荷物についてきちんと伝えることも重要です。車両選びに関わりますので、間違いのないように、次のポイントを押さえて伝えましょう。
<荷物について伝えるポイント>
□荷物の内容(運ぶものは何か具体的に)
□サイズ(箱の3辺の大きさ・パレットサイズなど)
□重さ(わかる範囲で)
□個数(箱の数・パレットの枚数など)
□その他(温度管理、無梱包、危険物など)
特殊な形状の荷物など、言葉にしづらい場合は、スマホで写真を撮って画像を送ると伝わりやすくなります。
軽貨物から10トン車まで対応する大阪の運送会社、共立トランスポート。日本全国対応で月間1000件以上の実績があり、お客様の声を大切に、関西ナンバーワン・高品質物流企業を目指しています。
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