知っておきたいトラック運賃の決め方と運賃を安く抑える方法 2023.11.24
配送コストを見直すときや、初めて運送会社に依頼するときなど、トラック運賃の仕組みを知っておくと、おおよその運賃が出せて検討しやすいでしょう。そこで今回は、トラック運賃(チャーター便の運送料)に焦点を当て、運賃の決め方や割増されるケースなど基本的な内容と、運賃を安く抑える方法を紹介します。
トラック運賃の決め方と標準的な運賃
トラック運賃の基本的な決め方には、距離制と時間制の2種類があります。運賃の相場を知りたいときは、国土交通省が定めた「標準的な運賃」が参考になります。
距離制運賃
走行距離と車両のサイズで運賃が決まります。発地と着地の距離で運賃が出せるので、ネット上の自動見積り機能にも採用されています。例えば、共立トランスポートのオンライン自動見積りでは、出発地・配送先、その他条件を入力するだけで概算運賃がわかります。
時間制運賃
時間と車両のサイズで運賃が決まります。短い走行距離に対して拘束時間が長いときなどに使われます。基準となる時間や走行距離などは運送会社によって違います。
標準的な運賃とは
国土交通省は運送業界の労働環境改善、運送事業の健全な運営の確保、物流の維持向上を目的として2020年4月、トラック輸送の「標準的な運賃」を定めました。距離制と時間制の運賃表が、地域差(人件費や物価の差)を考慮し地方運輸局等の10ブロックで分けられて公開されています。「標準的な運賃」の詳細や運賃表は全日本トラック協会のこちらのページをご覧ください。
トラック運賃が割増されるとき
基本となるトラック運賃には、運送サービス以外の役務の対価や、有料道路などの料金は含まれておらず、割増運賃や別途料金が設けられます。どのような内容があるのか、主なものを紹介します。なお、運送会社によって異なりますので、問い合わせの際にご確認ください。
<トラック運賃が割増されるケース>
・急を要する運送
・日曜・祝日の運送
・深夜・早朝の運送
・長さ(高さ)、重量、容積が特に大きいとき
・特殊車両(冷蔵車・冷凍車等)の利用
・危険物、精密機械等、割増品目に該当するとき
・貴重品・高価品
・北海道、東北・北陸方面等の冬期の運送
・発地・着地が定められた区域のとき
など
<運送以外で発生する料金>
・依頼により発地・着地で待機した場合(30分以上経過後等の規定による)
・依頼による積込み、取卸し、代金の取立て、荷造り、仕分け、保管、検品、棚入れ等の業務
・有料道路利用料、橋の通行料、フェリー利用料等
・キャンセル料
など
トラック運賃を安く抑えるには
配送コストを少しでも削減したい方に、トラック運賃を抑える方法を紹介します。
●時間に余裕をもたせ、帰り便・混載便を使う
運賃を安く抑えるコツは、出荷日や配達日に余裕をもたせることです。例えば、帰りのトラックの空きスペースを利用する「帰り便」や、1台に複数の依頼主の荷物を載せる「混載便」は、割安に運べますが、手配に時間が必要なこともあります。荷物の内容や配達先が決まれば、できるだけ早く問い合わせましょう。
●配送業務の落ち着く時間帯に利用
運送会社によっては、配送業務が落ち着く昼の時間帯に運賃割引を設けていることがあります。ホームページで確認するか、問い合わせ時に聞いてみましょう。
●定期配送とスポット配送の上手な選択
運送会社の配送には、単発で依頼するスポット配送と、定期的な配送を契約する定期配送があります。自社の配送状況とマッチする方法を選ぶことが大事です。
・定期配送が有利なケース
曜日・時間帯の決まった納品先への配送がある場合、定期配送がおすすめです。定期配送は、スポット配送より割安な料金設定が多く、コスト削減につながります。
・スポット配送が有利なケース
配送が不定期のときは、スポット配送が合理的です。定期配送を契約しているのに、配送のない日があるなど無駄が生じているときは、スポット配送への変更を検討しましょう。
◎記事「配送料金が安くなる、5つのお得な配送プラン」も参考にお読みください。
状況に合わせてコスパのいい配送を提案
共立トランスポートは、軽貨物をメインに10トン車まで対応する大阪の運送会社です。得意とする軽貨物運送は、効率よく運べる割安感が強みで、宅配便で送れない、重量物、割れ物、貴重品、生き物、精密機械のほか、危険物やメディカル系など幅広い配送実績があります。
お客様の「困った!」を解決することをモットーとしており、「できるだけ安く運んでほしい」というご要望にもお応えできるよう努めています。中でもおすすめは柔軟性のある定期配送です。
柔軟性のある定期配送とは
一般的な定期配送は、納品先や曜日・時間などが固定され、融通が利きにくいというイメージです。しかし弊社の定期配送は、納品先の変更、短時間(2時間以上)利用、短期間(繁忙期・催事等)だけの利用などが可能。柔軟な対応で利便性を高めています。「こんな定期配送をしてほしい」というご要望がある場合はぜひご相談ください。
◎詳細は「定期便サービス」をご覧ください。
ベテラン窓口はお客様の味方
電話でのお問い合わせには、配車手配のベテラン社員が丁寧にヒアリング。お客様の立場になって検討し、効率とコスパのいい配送プランを提案します。条件が合うときは帰り便や混載便、昼間割引を提案することもありますし、宅配便の方が安いときはそちらをご案内します。
より適切な配送プランを提案するために、お問い合わせ時には、集荷地と配達先の住所、荷物の内容・サイズ・個数をはっきりとお伝えいただくようお願いします。
大手にはできない配送にも対応しますので、特殊な荷物やお困りの事情など気軽にご相談ください。
《受付は365日対応!》 050-3531-3206
【平日:7時~20時 / 土日祝:7時~17時】
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